相方闘病記

お腹に腫瘍ができた相方、さぁどうする?

転棟。。いよいよか

今朝はいつもより早く子ども達を叩き起こしお風呂に入れた。昨夜はお風呂に入らないまま眠ってしまったからだ。

子ども達の写メを撮りLINEで送ると相方の写メが届く(^^)

すると行きつけの和菓子屋さんのヨモギ饅頭と麩饅頭がほしいと………相方。

食べたくなったのかな?と思い聞いた。。


同室のお隣さんはたまたま観光で我が街に来ていた時に体調を崩し入院していた。偶然だが相方と同い年みたいだ。

昨夜何気にお話しをしているうちに、相方よりこの街のことに詳しく、気になるお店やグルメについて楽しく話しができたらしい。

相方はどうしてもお薦めの饅頭を食べさせたくなったみたいで私に買って来て欲しいと言ってきたのだ(笑)
そういうことなら私も食べさせたい(^^)


子ども達を送り、洗濯物を済まし、買い出しして病室に向かう。
11時前に着くと、タイミングよくすぐ転棟となった。

身の回りを片付けお世話なった病棟の看護師さん達にお礼を言って、お隣さんを覗く。
検査が終わったばかりで休んでいたが、お昼から食事が開始できるらしく、饅頭を渡すと凄く喜んでくれた(^^)

相方も嬉しそうにニコニコしていた(^^)


お昼は痛みがあり、ごはんほとんど食べない。
オキノーム内服。

一旦、用事があり自宅に戻る。


その間に、血液内科の主治医が治療の説明に来たとのこと。
明日から抗がん剤治療を開始する。
今日は抗がん剤治療による副作用に対し予防的に点滴を開始する。
相方は主治医に任せて治療を受けると言って説明同意書にサインしたらしい。
ただ明日の抗がん剤開始までに私(主人)に説明して下さいと伝えたみたいだ。

私が病室に戻ると、相方病院の先輩、知人がお見舞いに来てくれた。

抗がん剤治療薬に伴う腫瘍抱懐症候群に備え、ラスリテックという尿酸値を下げる点滴が開始。今日から5日間点滴する。

夕方、痛みあがりオキノーム内服。

夕食は少し。

熱が上がりキツい。38度台。
明日の抗がん剤治療に対する不安が大きいみたいで。。
「恐いけど、頑張らなければ。」
「でも恐い…………」
「変になったりしたらゴメンね」
などと言う。。

私は「傍に居るから心配するな」と声掛ける。。

相方には言わないが私も不安が一杯だ。
副作用で辛そうな相方を目の当たりにする不安………
キツくなった時に何て言っていいのかわからない……
抗がん剤が効いてくれるのか?……


血液内科の主治医はもう待たない!治療に入ります!と相方に言ったそうな。。

逆を言えば、リンパ腫の進行が早く細かな型が出るまで待っていると手遅れになるという事ではないのか?

明日、主治医の説明を細かく聞こう。。


面会時間が終わろとした時、薬剤師が説明に来た。
相方は発熱で辛く私が説明を聞いた。。

ありがたい事に、使用薬剤、副作用の症状、副作用の出現時期など分かりやすく表になった紙をくれた。

少しだけだが不安が和らいだ気がした。。



熱があり、明日からの抗がん剤治療への不安で押し潰されそうな相方。。

面会時間を一時間くらい過ぎるまでベッドサイドに付き添い帰宅した。

今日は眠れるかな?

明日から抗がん剤治療。多分しばらく子ども達は連れて来れない。

副作用に苦しむママの事を見ると子ども達はどう思うだろう。。。



自宅に帰ると子ども達は夢の中。。

明日の朝、一杯抱きしめてやろう。。。

規則正しい寝息を聞きながら………寝つけない夜を過ごす。。