相方闘病記

お腹に腫瘍ができた相方、さぁどうする?

さて入院2~マジか!?

一旦帰宅し、家事をこなす。

今日は長男の定期診察。たまたま相方と同じ病院。

放課後学校に迎えに行き病院へ。相方が病棟から降りて来て一緒にDrの話を聞く。
特に異常なし。。

で、長男の会計の時バックの中に財布がないのに気付き。。

自宅に取りに帰りましたとさ。。。

焦った焦った。何やってんねん!(汗)

相方は呆れ顔。。


夕方、外科の担当Drからオペの説明があるため、長男と相方と暫く待つ。

私の母が次男を迎えに行ってくれ、病院に連れて来た。

17時すぎ、子ども達を母に託して相方と説明室に入る。


まず14日のオペの話しですが…
私達夫婦は術式の話しだろうと思っていたんですよ。。

しかしDrからの話しは少しややこしい話しに…
まず先週の金曜日に大腸を腫瘤と一緒に切除する予定と聞いた。。
これがあくまでも予定。

大学病院からPETの検査結果(画像)が正式に届き、Drのカンファレンスがあったみたい。

そして、PETの画像を見せていただいた…

うん。うん。確かに胃より上は特に何もない。。。
放射線科のDrから先週聞いた通り。


でもね…横隔膜から足の付け根まで、腹腔内の大部分が黒いやん!!!


暫し、頭の中はまっ白に。。。


血液検査、各種腫瘍マーカー、PET、その他画像から言えること。

ガンでは稀ですが、腹膜癌の可能性が一番高いらしい。

腹膜癌?初めて聞いた。。

腹腔鏡下でまず腫瘤が何物か見る。
14日オペは生検のために腫瘤細胞の採取が一番の目的になった。

婦人科のDrも立ち会い子宮や卵管、卵巣も観てくれるらしい。
可能性は低いが、腹腔鏡から開腹手術になる場合もある。
腫瘤が取れるものならば。。


相方のお腹の張りは14日のオペでは楽にならない。
相方が腹部の不調を訴えてから約20日。急激に大きくなる腫瘤が不気味に思っていた。
まだ暫くお腹の張りに我慢しなければならない。

今回の生検も1週間から2週間、詳しく調べるならば1ヶ月くらいかかるみたい。

まず癌が何から発生しているかを確定しなければ、治療のスタートラインにも立っていないのだ。

分かりやすく言うと、捻挫なのに風邪薬を使うようなもの。。

癌に合わせた抗がん剤を使用しなければ効くもんも効かない!


Drの話しを聞いている相方が急に泣き出した。。。
暫く泣いてDrに「すみません。取り乱してと。。」

それを見た私も自然に目から汗が………

生検が出るまでの苦しみへの不安、時間がかかることでほかの所への転移への不安。。。等々

何も声を掛けることができない(汗)

看護師だから頭では分かっているがいざ当事者になると。。。
それが当たり前の反応。現実なんよ。


昔、相方はオペ看護師をしていた経験もあり、麻酔などの話しはそれなりに聞いて、説明が終わる。

オペ関係の同意書を数枚書いて、看護師に渡す。

とにかく、癌が何物か分かり早くスタートラインに立てるまで我慢やね。
キツイけど、じっと我慢の時やね。。


病院から帰る時、長男が相方に「ママ、行かないでぇ」と捕まり離さない。
そんな子ども達をみて、目から汗が出る。。。

泣いたらアカン!と思うけど…そんなに強くない。。。

だっていつも一緒居ることが当たり前やけど、少し離ればなれになるもんな。


帰宅後、お風呂に入り子ども達と男の約束をする。

寝るまでの間、いつもより子ども達が私の言うことをきく。
みんなで頑張ろうな。。